多摩区 中野島・登戸 ふじえ眼科

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160.白内障手術を受けました

現在、角膜シリーズを書いていますが、5月に私が両目の白内障手術を受けたので、その体験談をお届けします。

1) 近視化で気付きました

3年前に、飛蚊症で診察を受けた際、白内障が始まっていますと言われましたが、不自由も感じず3年が過ぎました。4月中旬、突然、右目が見づらいのに気付きました。私は左右とも軽い近視で、左右差はほとんどありませんでしたが、視力を測ると右目が-3.0Dの近視になっています。白内障が進行すると、水晶体が膨化し(ふくらみ)、近視が進行することがあります。不同視、いわゆるガチャ目になっていました。
右目にコンタクトレンズを入れてしのぎましたが、やはり不自由です。手術を受ける決心をしました。

2) 手術準備

当院でも白内障手術で患者さんをお願いしている眼科を受診し、日帰り白内障手術の予約をしました。まず、見づらい右目、翌週、左目です。
血液検査、眼内レンズのパワーを決めるための検査をし、手術3日前からは、一日4回の抗菌剤の点眼です。

3) いよいよ手術

いよいよ手術当日です。手術の1時間前から、瞳孔を広げるための散瞳剤の点眼を20分毎に行い、手術室に入ります。
ガウンを着て、シャワーキャップのようなキャップをかぶり、手術室の椅子に座りました。目の消毒後、顔に清潔なシートがかかり、開瞼器がかかります。手術用のライトがとても明るいのには驚きましたが、徐々に慣れてきました。
麻酔は点眼とテノン嚢下麻酔というもので痛みはありません。いよいよ手術開始です。

白内障手術は、水晶体を包んでいる水晶体嚢(私は患者さんにたとえで、お座布団カバーのようなものと説明しています)の前の部分を丸く切り取り、超音波で水晶体を砕いて取り除き、眼内レンズを入れて終了です。我慢できる範囲ですが、超音波の器具の挿入時に押される痛みがありました。

4) 手術終了

約10分程で無事手術終了。抗生物質の内服薬、痛み止め、術後の点眼が3種類処方されました。圧迫されるような痛みがあり、痛み止めを1錠だけ服用しました。

5) 右目、左目終了、そして1週間後

右目、1週間後に左目の手術を受け、1週間が経過しました。
術後1週間は洗顔と洗髪ができず、朝晩メイク落としシートで顔を拭き、髪は美容院で洗ってもらいました。ちょっとした出費です。
不同視が解消され、頭痛も取れて楽になりました。

次回は術後1か月の生活の報告、そして私自身が、患者となって考え気付いたことを書く予定です。どんな報告になるか、私もまだ予測がつきません。


(2023.6.4更新)


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