多摩区 中野島・登戸 ふじえ眼科

多摩区・ふじえ眼科コラム

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19. 熱中症の話し 人工補水液の話し

毎日暑いですね。テレビでも新聞でも熱中症で病院に運ばれた人のニュースが続きます。今月は、目の話題を離れて、熱中症予防に有効な人工補水液の話をします。

1) 大量の汗をかくとうなるか

大量の汗をかくと、水分とともに、塩分も失われます。水やお茶で水分補給はできま すが、塩分の補給はできません。暑さのため、めまいがしたり気分が悪くなる、顔色が悪い、こんな時は塩分の補給も大切です。

2) 人工補水液とは

人気テレビドラマ「仁」を見ていた方は覚えているでしょう。江戸の町にコレラが流行り、多くの人がひどい下痢で脱水になり死んでいきます。この時、脱水症状を治療するのに仁先生が使ったのが人工補水液です。ぬるま湯1リットルに砂糖40グラム、塩3グラムを溶かして出来上がりです。

3) 外出先で具合が悪くなったら

外出先で具合が悪くなっても、人工補水液を作る余裕はありません。大塚製薬からOS-1という人工補水液の製品が発売されています。一般のお店では売っていませんが、調剤薬局では置いてある店舗が増えてきました。近所に調剤薬局があったら聞いてみてください。
戸外の作業の多い方、営業で戸外を歩く方は1本常備するとよいでしょう。
味はスポーツドリンクよりずっと塩辛いです。少し飲みにくいかもしれませんが、水より腸管からの吸収が早く、塩分も補給できます。
最初は500ミリリットルくらいを飲みましょう。その後はもう500ミリリットルをゆっくり飲みましょう。尿が出て、その色が薄くなったら脱水症状は改善しています。

ここで注意!:腎臓や心臓が悪く水分の制限のある方は、あらかじめ脱水の時どうしたらよいか、主治医の先生と相談して、対応を決めておきましょう。

川崎市多摩区 ふじえ眼科 院長 藤江敬子 プロフィールはこちら

2011/08/24 更新

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