多摩区 中野島・登戸 ふじえ眼科

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36. スギ花粉症が始まります

お正月も過ぎ、後1か月もすると、またスギ花粉症が始まります。最近の統計では、なんと日本人の4人に1人はスギ花粉のアレルギー性鼻炎を、5人に1人はアレルギー性結膜炎を持っているそうです。
今回は、ぶどう膜炎シリーズの最期でサルコイドーシスという病気について書く予定でしたが、来月から始まるスギ花粉症の記事にし、2月号でサルコイドーシスを紹介します。

1) アレルギー性結膜炎の症状

まず「痒い」のですが、それ以外にも「なみだ目」、「ごろごろ感」、「充血」、「目ヤニ」を訴える方がいます。瞼が痒くなることもあります。スギ花粉症が辛いのは2月、3月ですので、仕事の能率が落ちるほど辛ければ、この期間は点眼薬や内服で乗り切るのがよいでしょう。

2) アレルギーはなぜ起こる?

鼻の粘膜、目の結膜にスギ花粉がつくと、そこで即時型アレルギーが起こり、ヒスタミン、ロイコトリエンといったアレルギーを引き起こす物質がでます。これが鼻水、鼻閉、目の痒みという不愉快な症状を引き起こします。

3) まず、予防

花粉症対策はまず予防です。花粉との接触を避けることが何よりも大切です。花粉情報をチェックし、花粉の飛散が多い日、時間帯は外出を避ける。外出時は、マスク、メガネを着用する。症状の強い人は、マスクは顔にフィットして隙間ができないように、保護メガネも顔との間に隙間のないもの(薬局でスカッシーという商品名で売っています。子供用もあります。)を使うと効果があります。
気を付けるのは、家の中に花粉を持ち込まないことです。玄関のドアを開ける前に、コートをはたいて花粉をおとしてから入ります。家族全員の協力が必要です。

4) 薬を使い始めるタイミング

点鼻薬、点眼薬、内服の組み合わせで治療をします。ヒスタミンがでないようにする薬、ヒスタミンを抑える薬を使い分けて治療します。それでも症状がおさまらない人は、ステロイドや最近開発された免疫抑制剤を使います。
治療を始めるタイミングですが、本格的な花粉の飛散の2週間前から使い始めると、同じ薬でも効果の高いことがわかり、内科、耳鼻科、眼科とも2週間前からの開始を勧めています。ただ、これがなかなかむずかしいのです。例年ですと2月中旬から飛散が始まるので患者さんには2月の第1週からとお話ししますが、昨年はそこから寒くなり、飛散が遅れ予想がはずれました。今年はどうなるかわかりませんが、患者さんには、2月に入ったら使い始めましょうとお話をしています。

スギ花粉症の方は、全く症状を抑えることはむずかしいですが、工夫で症状を軽くしてシーズンをやり過ごすことは可能です。少しでも楽に過ごせるように、できることから工夫していきましょう。

川崎市多摩区 ふじえ眼科 院長 藤江敬子 プロフィールはこちら

2013/1/16 更新

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